看護歴と学歴を反映

看護師資格は、国家資格であること、景気の動向に左右されない年収であることなどから、各種国家公務員や地方公務員と同様、人気の職業の一つです。また法改正で男性にも門戸が開かれ、男子の希望者も年々増加の傾向にあるといいます。女性看護師との比率は、現在、10%に満たない数字ですが、安定した職業として注目されています。

この看護師の年収はどうなっているのでしょうか。一般病院の年収は別項に譲るとして、ここでは、大学病院に勤務する男性看護師にスポットを当ててみましょう。

一般的に、従業員数1000名以下の病院に勤務する看護師の年間所得と比較すると、大学病院勤務の看護師の方が高額です。しかし都市部の大病院などでは、大学病院勤務の看護師より多い給与が支給されていますし、病院によっては国立病院よりも手取りの額が多い看護師もたくさん存在しています。病院も、経営体としては一般企業と同じく、利潤が追求されないと、病院の存在そのものが危ぶまれるわけですから、当然といえば当然の行動です。

また女子と男子の比較については、全く同等でした。看護師の給与のベースになる要素は、看護師の資質や新卒者を別とすると、「看護歴・プラスアルファーの資格や認定技能・学歴」の3点です。なかでも大学病院は、付属の養成機関を設置しているところが多く、採用も付属卒業者が多い傾向にあります。これには、看護師の資格を得るための養成機関が、国家試験の受験資格を得るまでに複数のコースを用意していることと無関係ではありません。

一般的な看護師資格の取得方法は、@3年生の短期大学か専門学校、A4年生の大学、B6年生の大学をそれぞれ卒業後、国家試験に合格することで得ることができます。Bは比較的新しいコースで、保健婦の資格もあわせ取得できます。このほか、4年生大学卒業後、大学院へ進学する人も増加の傾向にあるようです。さまざまな職業の高学歴化は医療技術者にも顕著に現れています。これとは逆に、看護師養成機関の難関化で、比較的入学が安易になる准看護師養成機関で学び、准看護師から看護師をめざす人も増加しています。さらに、4年生大学(看護科ではない学科)を卒業後、看護養成機関に入学する人も少数ですが微増の傾向です。

以上のことから、看護師の給与の決定が看護歴・学歴・資格などであることがわかります。

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