精神科の男性看護師

男性看護師の求人数が多い診療科の1つに、精神科が挙げられます。精神科での男性看護師の主な業務は、静脈注射や筋肉注射などの技術に始まり、患者さんとの信頼関係を築きコミュニケーションを図ることです。技術的なことは別ですが、「コミュニケーションを図るのは素人でもできるのでは?」と考えられがちです。でも、精神科を訪れる患者さんは心に問題を抱えているので、付け焼刃の慰めでは問題は解決しません。

例えばアルコール依存症や買い物依存症。抑うつ神経症や対人恐怖症。見た目ではわからない心の問題を治療する精神科は、看護師の方でも強い精神力が必要になります。患者さんの生い立ちに引きずられて同情しているようでは、精神科の看護師は難しいです。外来でケアできる患者さんはまだ軽症ですが、入院治療の必要な患者さんもたくさんいます。

精神科の病棟に入院している患者さんは、一般的な判断ができない方もいます。突然暴れだしたり泣きだしたり。自傷行為に向いてしまう人も少なくありません。これらは全て心に傷を受けていることが、表面的な行動として表れるもので、治療には長期的な療養が必要になります。どれだけ患者さんに沿ったケアができるかがポイントですが、大人の男性が暴れだした場合は、女性看護師では対応することができないこともあります。

そういった意味で精神科は、心と体が強くなければ看護師を続けることができません。女性看護師がダメというわけではありませんが、精神科でのケアは男性看護師の出番が多いことは間違いありません。重労働なのではと思うかもしれませんが、看護師の仕事はどこの診療科でも責任が付いて回るので、精神科だけが特別に大変なわけではありません。

ただ、精神科は豊かな人生経験と実績が問われる職場なので、いきなり精神科に携わるよりは、一般的な診療科を経験してからでも遅くはありません。その点を考えると他の職業から転職した看護師や、30代や40代以上でいろいろな経験した看護師の方が向いていると言えます。

精神科は常に人手不足なので、求人情報自体をあまり目にしないかもしれませんが、看護師専門の転職サイトにはいろいろな条件の求人が掲載されているので、確認をしてみて下さい。週1回からの非常勤やアルバイトでの勤務もあるので、希望条件を検索してみると良いでしょう。

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