望まれるパイオニアの自覚

日本看護協会統計資料によると、わが国の看護師の養成機関数と定員は下記の通りです(前:校数後:定員)。

大学
183大学 学年定員14,322人
短期大学
3大学 学年定員2,220人
全日制
498校 学年定員24,306人

このほか、専修学校や各種学校を含めると、看護師国家資格の受験資格を持った人材が、毎年、4万人強卒業し、国家試験合格後、看護師として社会に参加していくことになります。これら養成校の内、男子の応募者数と入学者数は次の通りです(大学看護学科の統計は出されていません)。

1.准看護師課程定員10,051名、
応募者数27,796(内男子7,008)
入学者数10,218(内男子1,983)
2.看護師2年課程3,900名
応募者数5,483(内男子1,286)
入学者数3,687(内男子807)
3.看護師3年課程定員2,927名
応募者数11,213(内男子2,482)
入学者数3,081(内男子451)

統計資料によると、入学した男子生徒数の平均%は、准看護師20.1%、看護師2年課程22.0%、看護師3年課程15.2%でした。全課程の平均が19.1%となり、全体の2割弱という数字です。入学した男子生徒がすべて看護師資格を取得し、看護師として社会に出たとしても、年間約8,000人強という数字になります。男子の新資格として注目を浴びた看護師ですが、現実にはまだまだ圧倒的に少数派といえるようです。

これは一つには、わが国に看護婦という専門の職業が確立されてから、1世紀以上も女子の独占職域であったこと、そのため、「白衣の天使」に代表されるように、世俗的に培われたイメージが定着しており、なかなか脱却は難しいことなどがあげられます。

しかし他の職業に目を転じてみると、タブー視されていた女子の運転手や女子のソムリエも、最初のパイオニアたちの努力と熱意で社会的に認知されてきています。なかでも男性看護師は、学歴の高さと卒後研修や講習で高い評価を受けています。男子参入で看護革命といわれた法改正ですが、これからの男性看護師は看護のパイオニアとして、良くも悪くも注目されることになる存在となることでしょう。

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